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執筆者の写真magical

いちにちはつづく



人生ってハッピーばかりじゃない。



殺伐とした毎日を過ごしていた数年前。


その時にしていた仕事が本当にキツくてどうしようもなくて。


いつも誰かに怒っていて、いつもやるせない日常に悲しんでいて、

間違ったことをしているわけじゃないのに、怒鳴られて泣かれてかみつかれて

そんな日の繰り返しの中で、いつも迷ってわからないことばかり

いいかげん疲れてしまった‥ってなってしまって


(なんだよその仕事‥ってかんじだと思うんですがあるんですよ、そんな仕事。)


自殺はしてはいけないことだってわかっていた。


だから仕事に行く道中にここで車に轢かれたりしたら行かなくて済むんだろうか、とか

そんなバカなことが頭をよぎったりしてしまう事が過去の私にはあって。



今振り返ると、死んでしまう寸前だったんじゃないかって思う。



でも、猫ちゃんと出会って、一緒に暮らすようになって


私、絶対この子たちより先に死ねないって、強く思うし願うようになった。



それから、真っ暗闇みたいな毎日だったのに


寒い日の夜空がこんなにも美しいだとか

歩いていたら沈丁花の香りが漂ってくるだとか

春の風は思っていたよりもきつくてスカートがひるがえるとか

透き通る雲の隙間からこぼれる陽射しは胸を打つだとか

夕暮れの空の儚さとか、朝焼けの強さだとか


なんだか当たり前と呼ばれる日常がじわじわ戻ってきて


あたりの景色に少しずつ色がつき始めて


今では私の世界は鮮やかだ。




ご近所から見える星空がとても好き。



その仕事をする前は、写真を撮る事がとても好きだった。


そんなことを思い出した。


猫ちゃんたちがくれた景色は、人生は、それはそれは鮮やか。




そんなところから、今回のインスピレーションを受けて作りました。





『君がくれた愛おしさ』(まだ仮タイトルです)


晒しをこの手で染めて、刺繍して、Wガーゼを2枚重ねて(計4枚になっています)

厚めのハンカチを作りました。


実際に使ってみたら吸収性も問題なし。


お手間をかけすぎなんだけど、作りたいと思うものを作ったらこうなりました。


まだサンプルだから、公開するか迷ったんだけど

みてほしい衝動を抑えられなくて出しちゃった。笑


他の色や別の柄の猫ちゃんバージョンも試作してるんだけど

公開できるほどのものがまだ出来上がらない。


標準はニャンフェスに合わせてるんだけど

果たして、ニャンフェスはあるのでしょうか‥


中止になってしまったら死活問題なんだけど‥コロナウイルスは本当に怖くて。



誰かの大切な人が、このウイルスで苦しみ更には亡くなってしまった事実は本当に悲しい。


衷心よりお悔やみを申し上げます。



1日もはやく、収束することを願うばかりです。


今を生きる私たちは、与えられた命を、いちにちを、大切に。


錯綜する情報に惑わされてしまいそうになってしまうけれど

とにかくしっかりと手洗いうがいをし、

栄養と睡眠を十分にとり、免疫を高めましょう。



そして、穏やかに何も心配する事がないそんな日常で、お会いできることを願っています。

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