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執筆者の写真magical

誰でもママの大切な子

新作ができました。


これは『誰でもママの大切な子』ポーチ




これを作ろうと思ったのは、保護前のうちのパトラさんがネグレクトだと誤解されていたけれど、本当は我が子を大切にしていたという事実と

ブリーダーの手によって商品として、当たり前のように引き離されてしまう親子がいるという事実があること。



保護前の野良猫パトラさんはネグレクト(お世話をしない)のママ。


パトラさんがいた職場に入った時、そんなふうに聞いた。



なぜなら、夏になると毎年子猫が死んでいたから。


そして、長年の野良から目付きが鋭く、薬品をかけられたらしく毛が抜け落ちたため見た目もみすぼらしかったパトラさんは、人から可愛がられたりもせず

保護しても持ち帰りたくないと言われた。



でも、パトラさんの子猫を保護しようとしたら、猛烈に怒り、大人の男性に飛びかかって噛みつき威嚇したパトラさん。


子猫が死んでしまったら、その前で1日中鳴いていたパトラさん。



お世話ができなかったわけじゃなく、環境がそうさせなかっただけだった。


パトラさんは自分の生んだ子をその時できる精一杯の力で守り、愛していたんだと

私はそう思ってる。


保護する前、炎天下の中大きなお腹で車の屋根に眠るパトラさんを時々思い出し

もうこんなに辛くきつい子育てをする子がなくなってほしい。


あの時のパトラさんを思うと、もう何年も前のことなのに、他人の私は今でも涙がでてしまう。


だから、当事者のパトラさんはもっともっと辛く計り知れない気持ちを持ってるんだろうなって思ってる。



だからね、生体販売ってなんなんだって思っています。


子どもを産ませて、時期がきたら子猫をとりあげて商品として売る。

パトラの子猫への愛を見たら、私はそんなこととても賛成できないなって。


自分の子と引き離されるという事実を受け止め、よく考えてみてほしい。


保護した野良猫がたくさんの子猫を産んで、全員は一緒にお世話できないと里親さんを探すのとはわけが違う。


あ、だからと言って、買った人を批判する気持ちは全くないです。


既に買って猫を受け入れた方には、ぜひ保護猫の存在を知ってもらい

次は保護猫をって考えてくれれば嬉しい。

次は無理でも、保護猫の存在を受け止めてくれれば嬉しいし

その存在を知らせるお手伝いをしてくれればもっと嬉しい。


これから猫を受け入れたいと考える方には、ぜひ保護猫をって。

そう思う。


カリフォルニアでは、ついに保護動物以外の販売は禁止になったようで。

日本も早く追いつきたい。


もう10年以上前だと思うけど、私がカリフォルニアに旅行した時

すでに店頭での生体販売は全くなかった。




どんな事情で生まれたにせよ、誰にでも命をかけて産んだママがいる。

そのことを考えると、私は猫たちに対して「私ママよ」って簡単に言えないし

簡単に命を売買しないでほしいと切に思うのです。


私たちが普通に生活している間に、パピーミルで苦しむ動物がたくさんいるのです。





いろんな意味で、辛く悲しい子育てをする子がいなくなってほしいし

猫のネグレクトには事情があるという現実を知ってほしい。


そして、保護猫はこんなにかわいいのだという真実を

受け止めてくれる人がより増えますようにと


これは、そんな想いをつめこんだポーチです。

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