6月9日(金)の夜、いつもの時間に外に出ると、いつもなら黒ちゃんがご飯を食べにきているはずなのに姿が見えず、猫さんの唸り声が聞こえました。
唸り声が聞こえる家の外に見に行くと、黒ちゃんがいました。
そしてその1m先にはご近所の室外飼い猫さんがいました。
この飼い猫さんは、かつて麦をいじめていた子です。
黒ちゃんは、縄張り意識が強く、ボスのような風貌で、麦とは違いとても強い子です。
麦は全力で逃げていたけれど、黒ちゃんは戦ったんだと思います。
私が行った時はお互い顔を見合わせていたものの、取っ組み合いなんかはせず、伏せて睨み合いをしていました。
黒ちゃんに声をかけたけれど、その日はうちに来る事はありませんでした。
この日、日中の間に母が去勢の予約をしてくれました。
呼吸が変なので、できるかどうかはわからないけど、とにかく決着つけようと。
翌日、学校から帰宅した私に母が「黒ちゃんの目が、涙がひどい」と教えてくれました。
その日、夜は黒ちゃんが現れませんでした。
6月11日(土)黒ちゃんが早朝やってきました。
その時の様子がこの片目の写真。
腫れ上がって、全く開かなくなった片目。
失明しちゃうかも‥
もう、限界を越えてるなと思いました。
今後保護してどうするの?この子、家に馴染める?家族は見つかる?
治ったら地域に戻す?でもそしたら何度でも怪我をする生活になっちゃうし‥
うちはもうキャパオーバー‥って考えているうちに、
母がキャリーを持ってきて、黒ちゃんに見せるとすんなりキャリーに入ったため
ドアを閉めました。
保護できちゃった‥。
あぁ、またやっちゃった。なんて思った私。
でも、この姿を見たら、保護一択でした。
てなわけで、とりあえず慌ててかかりつけ医さんに連れて行きました。
目はケンカによる傷だそうで、目の上からまぶたの裏まで真っ赤に腫れていました。
でも、眼球は傷ついてなさそうとのことで、一安心。
歯がかなり悪いみたいで、牙は折れて細菌感染してるって‥。
牙の抜歯は普通の獣医さんではできず、ライセンスを持った歯科医じゃなければ難しいそう‥。
抗生剤を打ってもらい、とりあえず帰宅しました。
茨城県は、野良猫さんの価格で手術してくれるところがまだまだ非常に少なく
予約していた病院は、保護したことを伝えると「ネットに入れた状態じゃないと、去勢できない」と
予約した時とは話しを変えてしまいました。
(予約した時はネットに入れてなんて話しはなかった‥)
正直、キャリーに入れるので精一杯。
もしかしたら、ネットに入れられるかもしれないけれど、ネットで行けると約束はできなくて‥。
かと言って、他の病院に電話したら「パルボウイルス等にかかるリスクがあるから、先にワクチンを打ってきて」とか言われて‥
黒ちゃんはエイズを持っているかもしれないから、血液検査からしなきゃいけないけれど
麻酔なしでそれができるかどうかわからないし
そんなウイルスに感染するかもしれない衛生状態ってどうなの?って思って。。
私、黒ちゃんには、これ以上辛い想いをしてほしくないんだよ。。
もうお外でいっぱい辛い想いをしてるのに、病気になるリスクなんて背負わせられない。
でも、私は今学校に通っていて、今まで自分でだしていた3ニャンズと今年からちゃーを含め4ニャンズの経費を定年してる親にも負担してもらっていて、
これ以上は本当に厳しい‥。
ちょっと弱気になって、彩夢とスカイの家族になった友達に「やっちゃった」ってLINEしたら
「やっちゃった、じゃなくて、よくやっただよ。」と言ってくれました。
しかもその友達が「猫生で初めてゆっくり眠れる日になったかもしれないね」とか言うから
泣いた(笑)
本当に素敵な友達をもったな、私。
去勢手術をする病院が決まらなくて、本当にどうしようと思ってるんだけど
とりあえず、黒ちゃんが怪我をしていないか、虐待されていないか、お外で死んでないか心配する必要がなくなって
私もホッとしている部分もある。
黒ちゃん、出会った頃は警戒心が強く、シャーも何度も言われたけれど
たぶん元々すごく懐こい性格で
「ニャー」って鳴くからナデナデしてたらゴロゴロ言いながら寝ちゃったりする。
本当にね、パトラさん、麦じって、大人猫を保護する度に
赤ちゃんの頃から誰かが保護してくれてたら‥って思う。
みんにゃ、野良歴が長ければ長い程にたくさんのトラウマを抱えて辛い想いをたくさん抱えて生きてきているんだよ。
みんにゃ、本当はとてもいい子で、愛に溢れているのに‥。
野良猫さん、はやく0にしたい。
きちんと、黒ちゃんを幸せにする最善の努力をしていきます。
これからもよろしくお願い致します。