午後13時。
窓を開けると、冷たい空気の中に、生温い温度を感じられるようになった。
もうすぐ、春が来る。
去年の4月に入った学校も、もうすぐ修了だ。
もうすぐ修了だというのに、まだジャケットの縫製を習っていて、最後の最後までこの学校は課題に追われるんだと思った。
学校に入るまでは、ミシンが嫌いで縫製は全て母に任せていたのに
今は静かな教室に工業用ミシンの音が響いていて、それを心地いいと思っている。
過ごしている間は、どれほど幸せなのかということを理解していても、実感していないことが多くて
今回ももれなく、それだと思う。
きっと卒業して、先生にもクラスのみんなにも会わなくなって、
みんながいろんなところで活躍していることを聞いて、あの時間が幸せだったと
そんなふうに思うんだろうとセンチメンタルになる。
とは言うものの、そんなセンチメンタルになるのは電車の中だけにして
家に帰ればニャンフェスの準備。
毎回、何もできてない、やばい・・と言うけれど
今回は、今までの中でダントツ1番やばい。
まだ、何もできてない。
止まってるわけじゃないけれど、すごく低速で進んでいる。
春休み、連日寝ない覚悟でやるしかない。
やれば、できると信じて。
そう、私はやればできる子。YDKだから!!!
こんなこと書いてる私の足元では、くろちゃんがいびきをかいて寝ている。
さて、午後も頑張ろう。