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執筆者の写真magical

エキストラみたいな人生


いつも思うんだ。

いつのまにか、月末だって。

今月もそんな月でした。

仕事には少しずつ慣れてきて

帰るとやっぱりぐったりする日もあるけれど

なんとか頑張っている。

もう少し頑張ろうって、そう思える。

夢に向かってまっしぐら。

来月にはまた一つ歳をとる。

歳月って、なんて早いんだろう。

20歳前後の頃だったかな。

大学生だったと思う。

私の書く文章や言葉を見て、本にしないか?と言ってくれた出版社の編集者の方がいた。

私は、自分の書くものにも、自分自身にも、自信などなかったし

すごくすごく考えたんだけれど

悩み、編集の方と話している途中で

「25歳を超えたら、こういう文章が書けなくなるよ」

と言われたんだ。

あの言葉は、私の体の中に『呪いの言葉』として残っている。

だって、本当に書けなくなったんだ。

言われた時は、そんなわけない。って自分に言い聞かせていた。

ドキっとしたけど、生まれた不安はできるだけ見ないようにした。

でもね、やっぱりそうだった。

今はおもしろいと思える文章を感性で書くことができなくなっている。

それでも、その自分を受け止めて生きていくしかないんだけどね。

別に特に困る訳でもない。

いろんな経験をして、感じて、成長したんだってことだと思う。

でも、あの呪いの言葉は、きっと一生忘れることができないんだろうなって、そう思う。

何かの度に思い出す。

人には、その時、その時にしかできないことがあって

そういうことを諦めて自分で枠をつけて、生きていたって

エキストラのような人生しか歩めないんだってことが、身に沁みている。

自分の人生を、輝かせるのは自分しかいないんだって

今更ながらに、思っている。


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